Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

連日の・・・・・

前日の失態を忘れられない昨夜ではございましたが、連日の勢いで。後半はこの日も残念ながら・・・・。
・Deutz’73
・Sabigny’59 A.Barolet
・Clos de Lambrey’83
・Sassicaia’83 Tenuta San Guido
”つぶやき”をご覧になられたムッシュは、昨夜来られなかったことを悔やまれながらも今宵もお一人でシャンパーニュブルゴーニュを。
シャンパーニュも手持ちが少しずつ心細くなりつつありますが、もう少しの辛抱で。このあたりも虎の子でしたが、通好みのデゥーツで’73を。ロゼ?と言わんばかりのピンクがかった色調に熟成の素晴らしさを。花梨ののど飴のような甘くも酸が絶妙にバランスを整え。食前酒としては贅沢に私も含めておそらく30分ほどで。
またもやバローレ、今度は’59で。ムッシュは昨年クロ・ド・タールで’59は飲み込まれましたがランク的には比較にはならないものの、バローレは今宵も艶やかに美しく。この辺りのワインはまだリストには、お載せしておらずどなたにお勧めするかは日頃の・・・・。それにしても時の経過を感じさせないくらい美しい熟成に眼を見張ります。
後半はマダムとランブレイを。’83はボトルの外観から透ける悩ましいほどのガーネットにおそらく間違えなく美味いであろうバーガンディーで。予想通り世評を裏切るこれも上質なグラン・クリュでした。何処かアーモンドのようなブケに深夜のゆっくりした時間を。
戻られたのは先ほどのムッシュで。甘えさせていただきよそ様でサシカイアを飲まれたそうでしたので、’83を。前半は期待は裏切りませんでしたが後半の急降下が意外な程。流石と思ったのはムッシュのご指摘に再度確認をさせていただきましたがおっしゃる通りで。随分と色々飲み込んでいただいており、徐々にテイスターとしても面白い存在になられていくのでは?お客様の変化と言うのも私共にとっては良い意味でありがたいことです。
ただ、今宵も最終は使い物にならないソムリエで。今週は・・・・・。

               Sommelier R.Imamura