Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

波乱

昨夜は前半からのご予約に気を良くしていたものの、なんとキャンセルがたて続きにディナー・タイムが終わる頃までは嘗ての部下の愚痴を聞くハメに。
中盤から前日同様のドクターが大挙して。気が付けば連日の方を含めてお席は満席に。日付が変わる頃までお席待ちのゲストを含めてバタバタと。ただ、現実には振り回された感じほどの結果は出ておりませんでしたが・・・。
・Volnay En Caillerets’97 La Pousse d’Or
・Diamond Mountain District’03 Ramey 1,500ml
・Chateauneuf du Pape’96 Chateau de Beaucastel
先月にまとめていただいた’97もあっという間に無くなり。途中、若干乱暴な使い方をした1本もございましたがそう思うと寂しさも。相変わらず綺麗だね、ボーヌとあまり感じさせないシャープな酸も持ち合わせながらも豊満な果実味はやはりこの人の造りに心奪われる逸品。
ご予約のやりとりに行き違いがあったのでしょう、18:30のかたが0:00に。お人数も4名様から5名様に増えられ、結果ありがたく。用意させていただいておりましたレーメイのマグナムも予定通り。終わりよければ、と言うのが正しくの今宵の夜半のスタートにまとい鮨さんの5人前の桶も相まってご機嫌で。それにしても雲丹が美味!ボランジェとの相性も個人的には最愛で。
あ、レーメイはお鮨にはアナゴや中トロなどでしたらまだ・・・。
最近、マダムはローヌに旨みを意識しはじめて。ブルゴーニュからローヌへと冒険される機会も増えることでしょう。ただ、シャトーヌフの全品種を栽培すると言われるボーカステルは、やはりまだ強固なベールに包まれており。デキャンタージュにより幾分穏やかさも表現されながらも野獣の香りに支配され濃密な果実の甘みとパワフルなヴォリューム感にただただ圧倒され。後、数年待ち遠しい恋人を待つようにセラーの奥にそっと寝かせてあげたい。
ちなみのリストの中にある同じアペラシオンの同一ヴィンテージのアンリ・ボノー。こちらは決してお安くは無いが素晴らしい。ある業者さんが特値を出されておられたのであわてて個人的にも12本購入させていただいた逸品です。これからの季節、ジビエなどの食材のお知らせもいただいており。ローヌなどには最高の。 R