Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ここに落とし穴が

連日のグラン・ヴァンの応酬に気を良くしておりましたが、土曜日に振られてしまった感が。暇すぎて0:00ごろから書き込みをしておりますが、1:00以降が如何なものか?期待は残しながらも土曜日は、引きが早いからなあ。
今宵は華々しいワインとの出会いは、お預けになるかもしれませんが先日からグラスで扱い始めたお気に入りが
・Pinot Noir’01 Audrey et Christian Binner 1500ml
マグナム・サイズのアルザスは考えてみれば初めて扱わせていただきました。レギュラー・サイズ同様スラッとした縦長のボトルはマグナムでしたら正直セラーの中ではかなり邪魔な存在で。容量も大きいのでガラスも幾分強度はあるのでは?と思いながらも細長いネックの部分が折れたりしないかと気が気で。
より自然にナチュラルに仕込まれたワインが、人気のビネール。レギュラー・サイズである業者さんに勧められてからその優しい果実味にとりこになりました。ブルゴーニュとはまた異なるスタイルが興味深く、以前はマルセル・ダイスなどのよりブルゴーニュ・タッチなものを愛でておりましたがこのごろは。
このマグナム実は6本の購入で、しかもテイスティングはせずに。初抜栓時はハラハラさせられました。想定はしておりましたが、予想以上に外観の変化が進んでおり。濁りも見受けられ香りを嗅ぐまでは、やってしまったか!と後悔を覚えながらも素晴らしい芳香に飲まずとも。まるでその場で絞られたフレッシュ・ジュースのように何も加えられていない、より体に疎外感の無いワインのような。後半の活き活きとした酸に引き締められながらも全体的には癒し系の味わいに今のところ評価は上々で。
偶にはブルゴーニュを離れてアルザスなんぞも如何?
後医療機器メーカー社長のソムリエさんに少し意地悪なテイスティングをさせていただきましたが、好みが一致したのは安心を
・Chateau Gloria’00’97 St Julien
最高の出来のボルドーの’00、やや小ぶりな出来に留まった’97。さて現時点ではどちらがより飲み頃を迎えポテンシャルを発揮し切れているのか。先日のムッシュも同じ意見がだされましたがアメリカ周りのシーグラム・ラベルでも流石グロリア、中々の味わいに’97を改めて評価し直しました。

         Sommelier R.Imamura