昨夜はゆっくりとした時間を過ごしながらも後半に明日の出番を控えた芸妓さんが。お疲れもピークに達しつつあるのでしょう、眼の下のクマも気になり。
今宵のつぶやきは、偶には営業を離れて本日夕方からお邪魔させていただいた祇園甲部の温習会について。
基本的には祇園街でのお付き合いは、個人的に苦手な部分もございまして。ただ、今回はお誘いいただいた芸妓さんにも普段から随分ご愛顧いただいており。また、こんな機会も兼ねて世間勉強もさせていただければ。というのも本当に良い機会でした。
お恥ずかしいながらもこのような舞の会は、初体験でご常連のムッシュをお誘いしてあのお姉さんの本来のお仕事姿を二人して見させていただくつもりでした。
会場前からもう困ってしまったのが、当然のように年齢層は随分高く。また、私共の顧客や同業者さん特に和食の料理人さんが多くお見かけできたのでは？
煌びやかなお着物と繊細な動き、そして全体を包み込む贅沢な雰囲気は中々最高のお席位置も相まってしばし祇園街のまた深い一面を見つめさせていただけました。
ただ、まだまだ狭い世界で祇園街は知らない世界がまだまだ。きっとより多くの芸妓さんたちとのお付き合いがいただければより楽しめた会だったのでは。
その理由に、おそらく祇園街でもっともお姉さん方にご利用いただけているであろうバー・テンダーさんもお越しになられており。きっと彼ぐらいでしたら今回のお姉さん方を皆さん存じておられ、よりこの温習会を楽しめておられたのでは。
そんな思いも抱きながらも祇園街を支えておられる京都の名士のお顔ぶれはコアでありながらも狭い世界を感じさせてくれましたが。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍｍａｕｒａ
