Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり集中する・・・・・

昨日は先週の金曜日に失礼をしてしまったゲストが数組集中したご来店が。相変わらず何故か、上手くいかないもので昨夜も後半はおそらくガンマは急上昇を間違えなく。
・Echezeaux’74 Domaine de la Romanee Conti
・Chateau Clerc Milon’99 Pauillac
・Chateau Montrose’97 St Estephe
・Pol Roger Brut’88
・Chateau Lynch Bages’77 Pauillac
・Calera Jensen’97 Mt Harlan(1,500ml)
五月からの久しぶりのご来店に、ホッと胸を撫で下ろすムッシュでしたが遂にエシェゾーを。この’74はターゲットはお二人でしたが思惑通りのお一人に開けていただきソムリエ冥利にも。恵まれないヴィンテージですが、個人的にはD.R.Cはいつも一貫するスタイルの美しさに心奪われます。どこまでもしなやかでムスクのアロマは夢見心地の今宵のスタートでした。
こちらもご無沙汰なムッシュ、いつもとは何となく違う印象でしたがとても素敵なホテル・ウーマンとのグラン・ヴァンはさぞかし。’99は今改めて評価をすべきヴィンテージかと、スレンダーながらも肉感的な質感を。
もひとつ’97も再評価をネガティブなヴィンテージですがシャトーごとに評価をすれば現在力強く纏まってきているこのモンローズも中々かと。
シャンパーニュはやはり、いいな。少し調子良くなった時間帯でしたが全てをリセットするポール・ロジェのヴィンテージは泡の荒さを綺麗に抑えつつコクのバランスが芳醇で。チャーチルが浮かび上がりながらも。
ヴィンテージ’77も偶にはよろしいかと、正しく難しい生産年の代表例ですがややこじんまりながらもボルドーの涼しげな美しさは見て取れたのでは。
トドメはジェンセンでした、しかも1,500ml。しかもお姉さんは戦力的には使い物には・・・・・・。ムッシュも飲むか?飲むか?と結局1Lくらいはいただけたのでは?お勧めした私も私ですが、カリフォルニアのロマネ・コンティは’97ではまだ若いです。出来ればも少し早い時間帯に飲み込みたかった。ただ、稀少なこのアイテム皆様がおっしゃられるのは良く良く解かります。面影はあるのかしら?

            Sommelier R.Imamura