Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボルドーやね

地蔵盆の行事の為、本日も朝9:00からの長い一日に。4:00をまわりましたが、また日曜も9:00からの予定の二日間の地蔵盆は広島出身の私にとってはある意味良い勉強に。ただ、中々ハードな気もいたします。
さて、今宵も前半からのご常連のムッシュシャンパーニュ・ハーフボトルからスタートで。舌慣らしとしてはこれ以上ないアンリ・ジローでしたが、今宵はどうもボルドーの様相でした
・Chateau Calon Segur’79 St Estephe
・Chateau Grand Mayne’73 St Emilion
・Chateau Montrose’81 St Estephe
思うに世間的にも立派で地位も有られる方も、女性に心を奪われるとここまで力関係を崩されてしまうのか?とある種の愛らしさをも。マダムのセギュール、ランシュ・バージュと言う何処か定まらないながらも意味合いも解からないではないお好みに私を含めて男は振り回され・・・・・・・。
以前の’78の印象を越えるものは未だ出ておらずも、決して’79も悪くは無いヴィンテージ。それなりの評価だったのでしょうか?まあ、それ以上に今宵もパワー・ゲームに惨敗気味のムッシュに同情を。
サンテミリオンの夏の旅行の思い出に持たれるムッシュは、リストの価格にお手上げで。リスト外からご要望にお答え出来て良かったです。ただ、やはりサンテミリオンの’73は厳しさを感じさせ始めておりました。ピークは正直下降気味で、熟れた甘みの中に幾分きつい酸を抱え始めており。ポジティブな変化もみられたものの、やはりボルドーでもトップ・クラスのシャトーに限定される時期を迎えつつ有るようです。
意外にリーズナブルに手に入ったモンローズ、意外な皆様のご利用ではありましたが深夜の救世主になられたのでは。流石にサンテステフのトップ・シャトーのひとつは硬さをまだまだ誇示し。随分お酒も煽られておられ今宵最後の贅沢は、本当に・・・・・・・。それにしても、ソムリエ的にも眼のやり場に困るお姉さんがたに今宵の欲望の先は如何なものかと言った感じではございましたが。

               Sommelier R.Imamura