Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ハート

祇園街は喧騒がありながらもやはり週末なのですが、前半の弱さはネックです。後半のご常連さんの動きが何とかお店に息を吹き込む事に。正しくお客様に支えられるものと・・・・・・。また、お久しぶりのゲストが横浜から。京都から横浜に事務所を変えられてからの、ご来店は嬉しい限りです。
さて、このところブルゴーニュを飲んでないな?と思いながらも。何となくお客様のお顔を見ると、この方はボルドー派?ブルゴーニュ派?と言うのが解かってくるような。
・Pinot Noir’95 Robert Mondavi
・Chateau Calon Segur’92 St Estephe
芸妓さんの彼女は、今宵も奮闘されており。京都の名士お二人に挟まれながらも、祇園街を走り回りながら最終は私共で。アンリ・ジローのフット・ド・シェーヌとボランジェから、モンダヴィシャルドネの’87と行かれ流れを綺麗にピノノワールの’95へと。
それにしてもモンダヴィのコルクは、この辺りのヴィンテージは色々で。シャルドネがボトルの中に落ち込むコルクでしたので、リフターで拾い上げること30秒でした。それを初めてご覧になられたムッシュから、驚きのお褒めの言葉をいただきこそばゆく・・。
ピノノワールですら真っ二つに。技術不足も否めませんが、ゲストから意地悪も少し。それでも中身は中々の綺麗な熟成を経ており、彼らの世界観が上手に表現されるニュー・ワールドの成功者のはしりをはっきりと。
その後も〆のボランジェとは皆様、粋かと。
初めてのご利用に、リストの眺められ方からクラレットを愛でられる方は何となく・・。出てこられるシャトーのお名前は、錚々たるものですが。今宵は両脇に綺麗どころを抱えられてのご利用でしたが、どうやらヨコシマな印象は無く本当にハート・ラベルがお飲みになられたかったようでした。’90年代前半の燦燦たるヴィンテージ’92でしたが、サンテステフはやはりハードなアペラシオン。他のボルドーの’92を尻目にタンニンと酸の強固さに圧倒され果実味を感じる余裕などは。
それでもムッシュからは、50代の女性のイメージを告げられてしまい。うーん、お好みはあるもののお年の感じからしてもお元気な方だなとある種感心してしまいました。これで’92も終売です。新たなヴィンテージは’79が入荷されました、如何? Sommelier R