Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

飲み方は色々で

何とも厳しき週末の戦いになりましたが、やはり後半に何となく格好の付く結果にはされましたが。
・Chateau Talbot’88 St Julien
・Chateau Pape Clemant Blanc’93 Graves
時間帯も夜半開けになってくると飲み方もお人それぞれに。5名様にてお越しのかなりご機嫌な皆様は、色々おっしゃられながらも解からないから任せると価格とカベルネ・ソーヴィニヨン主体のチョコレートの香りを含んだものを、とのことで。
お見かけする限り、カリフォルニアでは無い感じを漂わせるムッシュボルドーを。ある程度の熟成が求められるのかな?と思われたので柔らかさも主張し始めたタルボを。まあ、このクラスになると安心感は十二分で。後はゲストの好みの問題だけですが。それプラス、ヴィンテージの響きは重要である種の威圧感が抜栓されたコルクにも浸透する赤ワインのルージュが押し寄せており。
勢いは2本目の白ワインのリクエストまで。トカイと言う表現でしたので、甘口がよろしいのですか?との問いにはドライでかまわないが、ブランデーのような香りと色合いも欲しいのだが、でした。こんな時に葛藤があるのです昨日のモンダヴィの’87で問題は無いのでしょうが、こんな時にもセイフティーでより特徴を持つボルドー・ブランに活路を見出してしまうのが個人的な未熟な部分なのでしょう。
味わい香りともに満足なものだったようなのですが、団体行動にはいつも余計な動きが付きまとうもので。そそくさとボトル半分を残される形で賑やかなご一行は祇園街に消えていきました。
これによりまた月曜日には、熟成感をたっぷりと蓄えた’93のグラス・ワインが3杯ほどご提供予定です。以前のラトゥール’87ほどではないけどとても興味深い白ワインです、如何で・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura