Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お褒めいただけ

5月も終わります。今宵最終日ですが幾分トーン・ダウンするこの最終週でした。それでも個人的にはお早いお越しのゲストのお相手から、結局3:00まで息つく暇はございませんでした。
そんな今宵は京都の名士のお一人でしょう、ワイン・ラヴァーはこそばゆくお褒めに。
・Chateau Ponte Canet’98 Pauillac
・Chateau Lafon Rochet’98 St Estephe
・Domaine de Chevalier’96 Graves
ある程度のワインを扱われるソムリエでしたらこちらのムッシュのお顔は存じているでしょう。そんな彼は今宵も素敵なマダムを伴われ、上機嫌で。そんな中、以前も冗談まじりの意地悪な笑みを浮かべながら「君が抜栓は、最もエレガントに抜くソムリエだよ」とのこと。
個人的には毎日、毎日何かしらのワインを開封させていただいておりある程度は上手になるのは当たり前で。まあ、カウンターでのお商売故所作に若干ながらのスマートさは意識はするものの華美に振舞うつもりはごあいませんが。
そんな彼は昨年ブルゴーニュへのワイン旅行もされ、以前のボルドーでの思いでも含めてますます饒舌に。それでもボルドーのほうがお好きなのは変わられず。このクラスのグラン・ヴァンのコルクとキャップ・シールは中々上質なものが使用されておりソムリエとしてもカットし易いアルミ素材のシールと弾力のあるコルクにアドヴァンテージはあるかと・・・・・・・。
あとはツイテいたのは通常のグラス・アイテムが熟成段階にある格付けシャトーが2つに、その後にやや無理して抜いたグラーヴの’96でした。ポイヤックサンテステフのあとにグラーヴだなんて、確かにワイン・ラヴァーには出来すぎた流れの選択だったようで。
いずれにしても素敵な女性が、お隣であればワインは一段と輝くもので。
ただ、後半のマダムは本日朝6:00からのゴルフのお疲れが出られたのか舟をこがれており。やや、色気には欠けましたが無事送り届けられたことを祈ります。

              Sommelier R.Imamaura