昨夜はとてもとても素晴らしきワインの抜栓に身も心も。
・Chateau Lagrange’99 St Julien
・Chateau Beychevelle’83 St Julien(1,500ml)
・Chateau Laville Haut Brion’83 Grave
・Chateau Corton Grancey’85 Louis Latour
・Taittinger Collection’85
・Chateau Gilette Creme de Tete’83 Sauternes
ラグランジェ・ラヴァーは、何人か。今回はもう中々市場にも少なくなってきた’90年代を抑えられ。’98と’99をお買い上げいただき今宵悩まれながらも’99を。現段階ではどちらもまだまだ早すぎるものの酒質的には賢明な判断かと。’83をご依頼ですが見つかるかなあ?
ヴィンテージ’83のお誕生会は豪勢でした。マグナムのグラン・ヴァンですが、在庫の有無は前日のご予約にはお商売を左右する現実を。グラーヴの特別な白ワインラヴィーユ・オー・ブリオンの熟成まで飲み込まれた祇園のお姉さんの粋な振る舞いに頭が下がります。
もう一人のお姉さんは、いきなり「エシェゾー」と。リストの造り手達は残念ながらあのドメーヌのものとは比較にならず。それでもコルトン・グランセの’85に行き付かれれば、これはこれで。おそらくあの造り手のエシェゾーより・・・・・・。
このところお父上は、間があいてしまいましたが同級生の彼は順調な交際のようで。テタンジェの特別なラインの’85は柔らかくバランスが何とも。繊細なコルドンが緩やかに上がり香ばしいアロマと濃密なハニーのブケに押されながらも繊細な味わいはボトルの奇抜さとは裏腹に甘い深夜の二人には。ただ、これも私が半分ほどは・・・・・・・・・。
お次は「イケム以外のデザート・ワイン」とのご所望に。彼ぐらいでしたらよっぽどのイケムでなければ、と思いましたがまあ当たり前の表現でも。それでもシャトー・ジレットのクレーム・ド・テートならば文句は無いでしょう。当然、熟成したものしかリリースされていないのですから。テタンジェのエレガンスとは別物の飲む蜂蜜は今宵最終を飾るもうひとつの粋なワインだったのでは。
Sommelier R.Imamura