Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり後半

桜の感触がつかめない前半に、なんだか一人で空回りしてしまっているにかと酔われたゲストの対応に筋の悪い時間帯が。それでも22:00ごろからご常連さんの動きが始まり空気の入れ替えが。まあ、個人的には未熟さが露呈していたのかもしれませんが・・・・・・・。
2月の滑り込みのご常連さんが幾つか。ブルゴーニュの彼女や西大路のカフェオーナー、ホテルさんのシェフ、居酒屋の料理人さんなど。
・Pouilly Fume Baron de L’94 Ladoucette
・Chateau Lagrange’94 St Julien
・Chateau Talbot’93 St Julien
・Chateau d’Armailhac’96 Pauillac
・Echezeaux’90 Martin Noblet
ロワールの特別な造り手の一人ラドュセット伯爵。正規オファーで出てきた’94は安心感が。酸味が主張するソーヴィニヨン・ブランですが熟成と共に奥ゆかしく。この辺りにはニューワールドには表現し切れない高貴さを。
赤は葡萄品種の比率を細かく指定された為、正直ボルドー左岸しかあまり見受けられないセパージュでしたので、ヴィンテージを合わせて差し上げて。しなやかさを全面に。深夜2:00ごろにはこれぐらい洗練された柔らかさがホッとします。
同業者さんのお二人は、ソムリエに対する愚痴でヒート・アップ。ホテルのシェフですのでたくさん抱えておられるソムリエさんでも大体どちらさんのことをおっしゃっておられるのかは的中してしまいました。個人的に苦手なタイプのお人柄の方でしたので、本心はやっぱりねと思ってしまいましたが。そんなお二人はボルドーを二本。いつもよりは若いヴィンテージのメドックでしたが、やや愚痴っぽい今宵にはもったいなかったかも。ですがタルボの’93は心地良い熟成香でダルマイヤックの’96は本領を発揮し始めたばかりの上質さを。それにしてもソムリエさんよりお料理関係の方のほうが意外に熱心に通っていただけ。
ブルゴーニュの彼女は、かなりのご無沙汰にもミクシーの画像よりも実物のより素敵なお召し物に。’90は若かろうですが、世界中のブルゴーニュを飲み干す彼女は今宵は随分お手柔らかで。確かに最後にいただいた1杯はテイスティングのものとは比較にならず。温度の上昇にナイーヴな季節が忍び寄り。Sommelier R