桜咲く直前の週末は、昨夜のブレーキと今宵の豪雨に文字通り水をさされた感じで。後半の粘りでまとまりましたが結局６：００現在”つぶやき”を打ち始めました。
前半の徐々に動き出す、ゲストの波にご親族に不幸があったシェフの様子が落ち着かないのも理解は出来ました。ただ、残念ながら私共サーヴィス業はお客様には関係無いことで、平静を装わなければならない因果なお商売で。
基本の閉店時間までお料理を作り続けてくれた彼に、当たり前なのですが感謝します。
さて、今宵も昨夜のすれ違いのムッシュがお約束どおりご来店に。
・”Ｒ”Ｒｉｅｕｓｓｅｃ’８８ Ｂａｒｏｎｓ ｄｅ Ｒｏｔｈｓｃｈｉｌｄ
白ワイン特集の中でも、何故このワインがご所望いただけないのだろう？と疑問をずっと抱いておりましたので、お勧めいたしました。若干のご予算オーヴァーは、抑えさせていただき。アメリカ周りで旅をしてきたこのリューセックの辛口の白は、ボルドー･ブランの海苔の佃煮を思わせる”らしさ”をしっかりと。熟成に加えまだまだ活き活きとした酸は花梨の柑橘系をあらわしながらも蜂蜜のニュアンスも讃えて。デキャンタージュ後の移り変わりもまたまとまりを得て。上質なハーブ･ティー、カモミールの白い花が浮かんでは消えていく移り気なところも。
結局、またもや半分は私の持分でいただけましたが・・・・・・・・。
今宵は少し心配されていた彼女から、お電話の確認がはいりましたが昨夜に続き終電にて。明日はゆっくりと肝臓も休めてください。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
