Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

送別会

臨時営業になりました、日曜日は職場の皆様での送別会でした。
お役所関係の方々のようにお見かけいたしましたが、随分皆さん仲むつまじく私自身も楽しく休日返上の仕事を。9名様の貸し切りは、コースのお料理をつつかれながら、今宵の主賓のワイン好きを感じの方が知られており以前下見にもお越しいただいており。プロセスに於いても終始真っ当な幹事様に、普段は扱わない焼酎もご準備させていただきました。太秦からいただいた銘柄は”魔王””陶山””和助”と言うものでしたが、確かにお勧めいただいたものが最も美味しく感じられ。ネット上では、異常に暴利を貪られた業者さんの存在を見受けられる人気銘柄はおっしゃられた通り私どもがお分けいただいた額相応の品質でした。中々、いただく機会が無い日本のスピリッツも人気が出たのが頷ける楽しいものもございました。
さて、ワインのアイテムは
・Saint Aubin Les Cortons’99 Marc Colin(1,500ml)
・Gevrey Chambertin’85 Leonce Bocquet(1,500ml)
・Chateau Malescot St Exupery’79 Margaux(1,500ml)
ご予算が許す限りは、お人数によってはマグナム・ボトルが華を添えてくれるもので。
マルク・コランは一昨年訪問させていただけた思い募る造り手のひとり。多くの畑を持たれるものの、現時点ではこのサントーヴァンは綺麗に熟成の段階を経て。皆様、前向きに楽しく私ともワイン談義が進められ今宵特別なディナーになりそうな予感が。
ジェネリックなジュヴレでも’85でしたら期待は膨らみ。酸味の中に絶妙に入り込む優美な甘みはブルゴーニュ・ラヴァーの心をつかんで離しません。初体験のヴィンテージの方も多かったようですが、まっさらな向き合う気持ちはソムリエ冥利に尽きます。
衝動買いを最近してしまったこのボルドーのグラン・ヴァン。サンテグジュベリは思いのほか、お安く値付けされていたような気が。30年に届こうとする時の移ろいを、驚きを含めながらお楽しみいただけたのでは。順番どおり上質なタンニンが如何にもボルドーらしくお選びした2本で、皆様にも固有のスタイルをご理解いただけ。また、星の王子様は叔父様方だけでもお話を盛り上げてくれました。つづく