Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

若いか・・・・・・・

中盤から急なゲストの集中に、どうしてもテーブル席までの距離が解決出来ない昨夜でしたがそんなことも含めてまだ若さをご指摘いただきました。
・Puligny Montrachet 1er’86 Louis Ltour
・Corton’98 Capitain Gagnerot
・Chateau L’Eglise Clinet’88 Pomerol
・Riesling’78 Hugel
平日はどうも同業者さんのご利用にありがたさも。表周りのソムリエさんがたよりもお料理人さんの方が熱心に感じられる最近のご利用状況が。やはりブルゴーニュが気になられる方が多いようで白、赤と上質なものを選ばれました。熟成のピークを感じさせる柔らかいへーゼル・ナッツのニュアンスのピュリニー。サイズの大きなネゴシアンだけに白でもこのクラスで20年近い時を遡れるのは贅沢で。
赤は流石にプライス的にも選び難く。お声を掛けていただけたのは幸いでした。若さは有るもののボーヌの唯一のグラン・クリュはしなやかにまた力も感じさせる骨格を。お話をさせていただくととても好感度がございましたが、シェフがポツリと”座り方が横着だと・・・・・・・”と言う意見には私も同意見でした。お人のふりを見て・・・・・・。
ワインをお届けして以来の久々のご来店に、ホッとする場面も。ただ、前向きなご指導で”つぶやき”の内容に私の若さが見え、それ故に許される事もとのことを。引き合いに出された人物を考えれば確かに認めざる負えず。でも、先生とも一回りの差ですが私ももう、いいおっさんになって参りましたので気を付けなければ。とは言え、相変わらずですが・・・・・・。
さて、レグリーズ・クリネはどこかしら芸術的なワインのイメージが。やはり、’88はモカの香りを讃えながらじっくりと腰を据えて楽しみたい1本。お仕事と子育ての合間を縫ってのご来店がありがたい。それにしても祇園の予約の取れない割烹さんは、皆様お好きなようで・・・・・・・。
ぎりぎりのノスタルジーが、切なさをも感じさせてくれるアルザス。ヴィンテージ’78は、このエリアは中程度の出来。それでも響きの良さは、何となく有るもので。おとぎの国のようなアルザスの街並みが浮かぶ、持ちこたえた甘みと穏やかな酸味が今宵の〆に。           Sommelier R.Imamura