今宵も年内最後の挨拶も兼ねたご常連のご利用に、ありがたさが。
その上、気を使っていただけたのか複数リストに載せられてあるシャトーでしたがヴィンテージ’７３を選択していただけ。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌｅｏｖｉｌｌｅ Ｌａｓ Ｃａｓｅｓ’７３ Ｓｔ Ｊｕｌｉａｎ
格付けシャトーが６１ある中でも人気と実力は５大シャトーに迫る造り手ではございますが、オーナーさんは二級での評価には物足りないらしくある書籍では全ての格付けシャトーが掲載されているのに、掲載を拒否されたやや変わり者の印象を持たせるこのラス・カーズ。
やはり、私のヴィンテージは貧弱で奥の深さには欠けるものの１級と同等の酒質と言い張られるだけあり、中々の存在感は感じさせてくれるもえで。
今年おそらく最後の’７３のテイスティングは、久しぶりながらも同業者さんの皆様のご来店で意外な形で楽しませていただけましたが、これもひとえに支えていただける皆様、ご常連さんのおかげです。
今年で大殺界から脱出する私ですが、本当に色々ございました。
何よりもオーナーさんが亡くなられたことがまず挙げられますが、ご冥福を。そして、ビストロの閉店とポジティブな選択ですが傍からはネガティブな条件でしょう。
それでも、ロマネ･コンティを４本抜けたり今年も素晴らしい経験と新たな出会いがございました。
何よりも感謝の気持ちをお伝えしたい。
シェフの紺野共々来年は、よりいっそうのより良い店造りに邁進いたします。
どうか、来年もご贔屓に。よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えください。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
