Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

書くべきではないのですが・・・・・・・・・

クリスマスの今宵は、世間は通常に戻られたのか私共はゆっくりな動きで。
今夜は私の短いながらもサーヴィス業人生に於いて、おそらくいまだ嘗てないほど残念な晩になってしまいました。
お書きすべきでは無いのかも知れませんが、私とて人間です。ましてやプライドを持ってこの生業に就かせていただいている思いもございますので。
お初のご利用のお二人は、私とそれ程年のころも変わらない男性と若干年下の女性にて。クリスマス・コースをご予約にて。最初は爽やかなカップルの印象でしたが、途中より密着され所憚らずキスを繰り返され。
クリスマスですし、まあよろしいでしょうと意識の範疇からはそらしておりましたが、後々考えると後ろ手のテーブルの更にお若い女性お二人には申し訳ないことをしたなと。
一次は貸し切り状態でしたので、好きなようにしてさしあげましたがエスプレッソまで十分に楽しまれた時間たっぷりながらも、相変わらず。それくらいから第二陣のゲストがちらほらと。それでも、変わられないお二人にいきなりではございますが、「そろそろ、場所を変えられたほうがよろしいのでは?」とお会計を促させていただきました。
随分ご立腹されたようで、どおいう意味だと問われましたのではっきりと私どもの店舗はラヴ・ホテルではございませんので、と応えさせていただきました。それでも、クリスマスなのだから多めに見ろとのことで表現も失礼だろうと。
クリスマスは他のゲストには関係無いですし、あえてご理解いただけるような表現をさせていただいたつもりでしたが。
挙句の果てには、再度呼びつけられ満足したサーヴィスが受けられなかったので支払ったカードからサーヴィス料を返金しろとのこと。正直、御代などもうどうでもよかったのですが、一連のお料理とワインに於いても美味しかったとはっきり表現されながらも、引くに引けない感じで。
もう、呆れるしか無く冷めた感覚で「彼女の前で申し訳ないですが、私とて言いたくは無い事でしかも選択されたボトルも私の扱う中ではもっともロー・レンジのもの。その上カードでのお支払い、お店の印象を著しく傷つけた上にディスカウントを要求されるとは、耐え難い侮辱かと」
おそらく、同業者さんの料理人さんだと思われますがただでさえ在りえない所業の数々、私側の側面からだけですが間違っているのだろうか?
ぶどうの蔵 責任者 今村 竜輔