Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ランボロギーニ・ムートン’80

ワインの日の次の日が何かワインの日のようで・・・・・・・。
お客様の数はそれ程でもなかったのですが、動きは大きくあるもので。
・Puligny Montrachet 1er’85 Louis Latour
・Campoleone’02 Lamborghini
・Chateau Mouton Rothschild’80 Pauillac
年末に大量にいただいたルイ・ラトュールの古酒のひとつピュリニーだけでも響きは良いのですがヴィンテージ’85となれば言わずもがな。フランスのエレガンスが感じられる繊細でありながらも徐々に厚みを帯びてくるあたりにニュー・ワールドとは一線を画す白ワイン。へーゼル・ナッツのアロマが印象的で6本の購入も後2本になってしまいました。ただ、こちらのアイテムはまだ、現実的なのですがまだモンラッシェ’85、コルトン・シャルルマーニュ’85などいかついワインがリストに鎮座しております。
シャネル、ルイ・ヴィトンなどモードな関係者が所有するワインが幾つもございますが、こちらも正真正銘のあの”ランボルギーニ”が送り出すワイン。フェラーリ好きのムッシュには「あれはトラクターの会社やで!」と言われてしまいましたが、それはさておき。みるみる内に価格が高騰してしまったこの由緒正しきワイナリーのワイン達は、嘗てのプライスも懐かしく。イタリアの中央の丘陵地帯のウンブリア州からのこのカンポレオーネはカシスのアロマ豊かな、元気なワイン最終は芸妓さんまで含めて楽しまれた男性陣のエネルギー同様イタリアの明るい景色が感じられるものでした。
最後の最後にあのドクターが、祇園を卒業されるお姉さんと。ヴィンテージ’80ですから27歳にしての転換は素晴らしく。その美貌からしては、祇園街としては損失ですが将来的には色々な人生がございますので。
流石、最終はセカンド・クラスではご納得されずやや平坦なヴィンテージな為最上のシャトーを。パープルの色彩も鮮やかなエチケットに負けることなくトリュフィーなブケが偉大さを物語っておりました。それにしても祇園がらみで何本か’80は扱いましたがブルゴーニュは素晴らしく、ボルドーもそれなりに楽しめるものが多かった気がします。それ以上に容姿端麗のかたが目に付きがちでしたが・・・・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura