Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

間があきましたが

週末土曜日は、結局疲れきったように家路についた記憶が月曜日になって断片的に思い出しながら”つぶやき”を。予想通りの動きが土曜日はございましたが、前半と中盤にバタバタと入れ替わるゲストを尻目におひとりのご常連さんのケアが疎かに。忘年会の流れなのか団体さんの年一度のご来店のようなゲストには、なにかしら心無いお言葉を投げかけられ人間性を垣間見させていただきました。年末は普段お越しいただけない方も動かれ未だに興味本位でビストロの閉鎖について根掘り葉掘りと・・・・・・・・・。
さて、そんな今宵もお一人ながらもボトルを空けられるムッシュが。
・Chateau Du Fonsarette’86 J.Reynaud
季節柄シェフがジビエを幾つか抱え込んでくれており熟成したキジ、山鳩、ヤマウズラ、猪など野趣あふれる味わいをご準備できており。そこそこご興味あられる方々がおられ毎晩なにかしら・・・・・・・・。
今宵はキジがご所望に。合わされるワインは、やはり少しながらも熟成感が感じられる赤が欲しいもので。こんな楽しい選択には、ご予算が現実的な指定であれば少しぐらいディスカウントさせていただきながらも極上のマリアージュをお楽しみいただきたい。グルナッシュの巧みな造り手ジャック・レイノーもまたアンリ・ジャイエではないですが亡くなられたことにより一段と価格が上昇した造り手。なにしろ生肉やなめし革のニュアンスは当然のことながらムスクが鼻腔を漂うアロマティックな逸品。ジビエ同様、しっかりと熟成され全身の部位にレバーの如く凝血感があり、複雑さこの上無く。
残念なことに最後まで飲みきれなかったこのボトルは、お隣にご相伴へ。
そういえば、ラッキーなこのマダム踊るほうの”バレエ教室”をされておられるのですが息子”青龍”に習わせたら?と。熊川さんではないけど男性の成り手は少ないようで。でも、私そっくりの息子にはきっと似合わない姿がイメージされて仕方が無い・・・・・・・・。

            Sommelier R.Imamura