Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

クリスマス・ディスプレイ

頂き物があるから、と言うわけでは無いのですがやはり懇意にしていただけるゲストのご来店は嬉しいもので。今宵は毎年のクリスマスのディスプレイの小物をプレゼントしてくれるマダムが。ご主人は私共ソムリエ仲間で京都の老舗ホテルで働かれており。一時的には大変でしょうが東京の系列ホテルに3ヶ月の研修を控えておられました。
サイズの小さな私共にとっては、あまり起こりえないことですが長い眼で見れば素晴らしいことだと思います。基本的には会社からの指示であり当然経費も幾分出るようですので。(それでも個人的には、やや難かと)
さて、そんなお二人は今宵は私共へのプレゼントで随分悩まれたようですが早速の評判も中々でバック・カウンターに鎮座しております。ありがとう。
・Chateau Montrose’92 St Estephe
ソムリエとはこんな時に飲むべきワインを選ぶのは難しいでしょう。ですが彼はいつも好感度が高く、お人柄まで伺えるワインをセレクトしてきます。今宵のモンローズもボルドーの二級各付けのグラン・ヴァンヴィンテージが’92と言うことである意味お買い得な通を唸らせる選択かと。柔らかさを前面に押しながらも控えめにアロマを讃え、細身のスタイルに無駄は感じさせませんでした。それにしても、3ヶ月くらいなら東京も悪くはないかな・・・・・・・。
後半がまたもや、大変でした。いつものご常連様や南座からのあの方は約一年ぶりのご来店で。兼ね合いのあられるシェフや祇園のママさんなど転びようによっては一触即発のすれすれで(シェフはタイミング的に犠牲に。祇園のママさんのお叱りは怖いもので)そんな中でも、面白いグラス・ワインが。
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’73 Grivelet
かなりお好きな感じの女性がリードされ結果なんとグラス1杯のコストが桁を越しました。もちろんご予算設定を先方より指定いただきましたが。
それで今宵のブルゴーニュの特別は、熟れた果実味で奥行きのあるブルゴーニュ。結果としてこちらが2杯、その後も数杯が出て行きボトルは空になりました。ありがたく。
さて、明日もこの調子が続けば・・・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura