Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

連日のらしさ

ここ数日は連日年末らしさの出る晩が続いております。今夜も久しぶりに飲み込みました。ひょっとしたら本年は初のテイスティングになるかしら?
・Chateau La Mission Haut Brion’79 Graves
・Chateau Petrus’81 Pomerol
明らかにご同伴のゲストは20:30のご来店で。当然グラス1杯の時間のすごし方かと思いきや、ワイン・リストを求められ。何度か素晴らしいワインをご所望いただいたムッシュでしたが、今宵はそんな予感はしておりませんでしたのに。嬉しい誤算でした。ラミッションと言えば、今でも思い出すフランスの旅にてボルドー市外をレンタ・カーで彷徨いながらも不意に出現したシャトーの光景に歓声をあげたものです。あまりにもグラーヴはルートがずれていたため諦めていたものの地図の見間違えなどのトラブルが不幸中の幸いになる”ツキ”を感じさせる瞬間でしたが。お隣の五大シャトーのオーブリオンをヴィンテージによっては凌いでしまう優等生は’79らしく綺麗で、ひねた感じを主張はせずややサイズは小さいものの上質なコーヒー飴のように。
深夜1:00にお一人でお越しのときは、今夜も振られちゃったのかな?と可哀想になるムッシュは私共でも最もペトリュースを独り占めにされている方。ご連絡が付かれアフターになった今宵は、ご機嫌も最高潮に。ムートンのところがペトリュースにランク・アップが成されたあたりもさぞかし・・・・・・・・・。あまり評価は高くはないものの、そんな情報など微塵も感じさせないヴィンテージ’81はモカのニュアンスがプンプンと。なんともチョコラータを感じさせるアロマに、こちらはヴェニスでの2月の寒さを凌いだカフェ・フローリアンのチョコ・カフェが鼻腔を支配しました。
今夜は久しぶりにボルドーを満喫いたしました。当然ながら私も確実にグラス2杯分くらいはどちらもご相伴に預かっております。(シェフももちろん少しだけ)
今月は何とか対昨年をクリア出来ました。これも皆様のおかげで。ですが先月の結果の悪さを帳消しにはいたりませんでしたが・・・・・・・・・・。
もう一日、11月気分でがんばろう。

               Sommelier R.Imamura