Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

秋なのに

観光の方で四条通りはいっぱいですが、私共の縄手通りまでは影響が与えられておりませんでした。先月、今月と今ひとつ勢いの加速が見られない現状に若干悩みも・・・・・・・。
それでも今宵は、大切な顧客や賑やかな祇園らしき方も
・Chateau d’Armailhac’95 Pauillac
・Hermitage La Chapelle’91 Paul Jaboulet Aine
どちらも貸し切り状態でのご利用になられましたが、素晴らしきワインにソムリエの仕事をさせていただけました。
まだまだ硬さを残すもののタンニンのスパイシーさがポイヤックらしい、パワフルな’95。11年も経ているのに若いとは、このヴィンテージの将来性が感じられます。
夜半にひとり気を吐く感じの海外からのお客様をお連れのご常連さんは、イギリス人のゲストにセレクトを任され。流石、お好みがはっきりとしておられる。しきりにローヌのページを眺められジャブレのシャペルを。ヴィンテージも考慮されておられ、普段のワイン・ライフが興味深く。この季節には、申し分なくワイン通には選ばれる機会も増えるものです。独特なクローブやなめし革、オリーブ、ムスクは濃密な香りを讃えておりニューワールドの濃さとはまた異なるべったりとまとわり付く甘みも。
今回は遅めの時間でしたので、お食事はございませんでしたが本日シェフが羽をむしっていた雉や野鳩や青首の鴨などのジビエには、興味深いマリアージュが堪能出来るのでは・・・・・・・・・・。
それにしても何度見てもジビエの下処理をする光景は、気分が・・・・・・・・・・・。お料理人さんの気持ちの強さに敬服するばかりです。

             Sommelier R.Imamura