Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ボージョレ・ヌーヴォー

解禁から早一週間が経ちましたボージョレ・ヌーヴォー。今年も私どもは5リットルの樽に仕込まれたピエール・フェローさんのものと、今年最も話題をさらった仲田さんのルー・デュモンをボトルにて。
先週は体調不良の為、ヌーヴォーの解禁に合わせて這って来たと言う感じの営業になりました。毎年のようなワイン会形式のスタイルをとらずに通常営業にしたのは不幸中の幸いでした。
なんとか、残り2本までセールスが出来例年以上に実利に見合ったヌーヴォーになりましたが、流石に飛行機に乗ってやってくる彼らは私どもの原価率的にはファースト・クラスのもので。
どうしてもヴィンテージ’03の出来の良さがどなたにも記憶が残るところですが、今年’06は平年並みの良好なヴィンテージだったのでは。ヌーヴォーに求めるところは、それぞれでしょうがどちらの造り手も果実味主体のチャーミングならしいスタイルで。
ピエール・フェローさんは例年通りの安心感は健在で、仲田さんの樹齢70年ほどの古木からなるガメイは私には大きな違いを感じ取ることには至りませんでした。それでも、ゲストの皆様には理解いただける内容であったのが嬉しく思われます。
”天・地・人”の哲学に重きを置く彼のドメーヌが人気を博すところもまた時代の後押しにも得られるところでは。
 
             Sommelier R.Imamura