Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

連日の

昨夜のバタつく気持ちを未だ残しつつも、また今宵も集中する時間帯を。20:00を過ぎお席が埋まりながらも、早くも2件目のご利用のブルゴーニュの彼女からのお席の確認が。21:00になれば見えて来るお席の状況ではありましたがこの辺りが本日の集中力を問われる山場でしたが。
そんな今宵はやはりブルゴーニュの極上が
・Chambertin Cuvee Heritieres Latour’90 Louis Latour
・Clos de Vougeot’87 Faiveley
結局のところカウンターのお席に落ち着くことが出来たブルゴーニュの彼女は今月の特集より。お連れの方の意向もあられた今宵はまだ若いヴィンテージではありましたが当然のように期待はしてしまうグレート・ヴィンテージの’90。予想以上にまとまりがあり、酸も綺麗に果実味に溶け込みバランスの良い特級畑に成長しておりました。
彼女達は今宵は、先に和食さんでD.R.Cのグラン・エシェゾー’70を持ち込まれ楽しまれていたようです。やや穏やかなヴィンテージながらも素晴らしい素性を放つワインであったことでしょう。それにしても、毎晩どちらさんかで偉大なワインが日々飲み込まれてしまっているようで。それはワイン高騰の要因のひとつに数えられます。
今宵も先生とお呼びする方が何人かおられ。その中でも上手にワインを楽しまれるムッシュは、やはりブルゴーニュ。ヴィンテージ’87に猜疑心はあられたものの結果はフェヴレイのエレガンスを認めざる負えない酒質でした。熟した柿のようなとろりとした質感にどっしりと感じさせられる果実味のヴォリューム感は80名あまりも存在する捉えどころのない特級畑の中でも彼らの存在を輝かせるクオリティで。
それにしても、着々とボルドーが昨夜。そしてブルゴーニュが今宵と無くなっていくものです。ある方は、ご自身の楽しまれるワインが無くなってしまうので他のお客様をご紹介いただけないようで。嬉しいような残念なような表現ではありますが・・・・・・・・・。

              Sommelie R.Imamura