ここのところ、妙に男性のお一人でのご常連さんのご利用が目立ち。状況によっては難しさはあるものの、場合によっては意外な出会いのコミュニティーが出来上がりカウンター内のソムリエとしても腕の見せ所では。
さて今宵は、いつもならマダムとご一緒のムッシュですが久しぶりのおひとりで。時間帯ではカウンターに４名のお一人の男性が並ばれました。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌｅｏｖｉｌｌｅ Ｂａｒｔｏｎ’９４ Ｓｔ Ｊｕｌｉｅｎ
一人でもボトルに躊躇はございません。もちろん多少のお手伝いはさせていただきますので。
以前はグラスでの対応もされていたこのレオヴィユ３兄弟のモダンな顔を持つバルトン。ヴィンテージ’９４の足の早さにグラスでの使用は非常にナイーヴになることもございました。それでも、しなやかに熟成したバランスよく均整美のとれたこのワインはボトルでの楽しみがひろがる１本では。マダムの合流を待ちわびながらも、最終的にはお迎えにお席を立たれたムッシュの背中は暖かさに満ちておられましたが・・・・・・・・・。
ご結婚前からのご利用で長いお付き合いがさせていただけるこちら様には今回もワインセラーの購入のお手伝いをさせていただいたお礼に幻の焼酎を頂
き感謝の気持ちで一杯でございます。
それにしても、個人的にはカウンターには女性がおられたほうが華やかですが現実的には紳士がならばれるカウンターには、そのお店への信頼感が感じられるものです私自身にはそのまま当てはまるとは自惚れていませんが、そんなお店つくりが理想的ではないでしょうか。もちろん、女性のおひとりでも安心してご利用いただけることも大切ですが。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．ｉｍａｍｕｒａ
