前半の慌しさは、嬉しいものの一晩を通じてはもうひとつ華やかさに欠ける昨夜の営業でした。
よくゲストに”忙しい時間帯はいつ？”と問われるのですが本音は解からないと言う所です。確かに二件目の時間帯が慌しさが増すものですが、昨夜などは全くと言っていいほど・・・・・・・・。
そんな、昨夜の前半はボルドー・グラン･ヴァンにアイス・キューヴを放り込まれるお姉さんが。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｐｉｃｈｏｎ Ｌａｌａｎｄ’８７ Ｐａｕｉｌｌａｃ
もう比較的長いお付き合いになる方ですので、驚きはございませんがそうそうたるボルドーの格付けシャトーを楽しまれる彼女とドクターは相変わらず今宵も伯爵婦人を冷凍庫に閉じ込めてしまいました。リコリス、トリュフ、インクなど多彩で高貴なアロマに関わらず全てをクローズさせてしまうこの楽しみ方はサディスティックな行為ですがお二人の関係を垣間見る如くソムリエとて多くは語るべからず・・・・・・・・・・。
それもそれと割り切りながら祇園の端で何かしらのワインの楽しさをお伝えできれば。
それから、私事ですがお引越しがせまりました。約４年程お世話になったお部屋にも色々な思い出がございますが、息子”青龍”の幼稚園が本日で最終日でした。今日は荷物が多くなりましたので幼稚園まで迎えに行きましたが先生がたには本当に感謝の気持ちで一杯です。お別れのお手紙やクラスのお友達の寄せ書きなどに親の勝手な思いで別れを決めてしまったことに申し訳なく思います。
それにしても、若い女性の先生方が多かった光徳幼稚園の皆様には色々と教わる７ヶ月間でした。ありがとうございます。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
