Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

眼の上の・・・・・・・

台風が近づいているのか、すっきりとしないお天気とオシム・ジャパンの影響か前半は何とも寂しく。やはり、中盤からの動きで満席にはなりましたが昨夜の不振はリカヴァリーまでは至らず。
そんな今宵は、それでもブルゴーニュでリストの眼の上の・・・・・が流石のセレクトでやっと消えていきました。
・Vosne Romanee Les Suchots’00 Jacques Cacheux
・Corton’96 Louis Latour
・Pavillon Blanc du Chateau Margaux’94
・Richebourg’97 Gros Frere
2本のブルゴーニュは意外な酒屋さんより仕入れるグラス・ワインにも可能なプライスのもの。
偉大なエリアのヴォーヌ・ロマネはプルミエであり近年の出来はワイン・ラヴァーをも唸らせる中々の造り手に成長著しい、ジャック・カシュー。比較的早飲みを可能に感じさせる熟れたスタイルの酒質は、響きの良い畑の名を身近にします。ボトルへの複線がここに・・・・・・・。
グラスにて何杯か行き着かれた後に、ふとお出しした特級畑の’96は
ゲストのお目に止まりました。やはり、一般の方でもこの特級たる香りは見逃されづ。結局こちらがボトルにて飲み込まれましたが随分な量を飲み込まれました。
かたやご接待のお二人は、偶におられる”ワインのことは全て理解しておられるといったタイプ”の方で。それ相応のセレクトだったのでは。
中々見付け悪くなってきた熟成の段階に入りつつあるマルゴーの白は、シャンパーニュ代わりのスタートには頷けます。白胡麻っぽいニュアンスはボルドー・ブランの特徴です。それにしても、このワインのボトル・デザインは本当に良く出来ているなー。
納品してくれた彼には、申し訳無いのですがついにリストのタンコブが消えていき。素晴らしいアロマを鼻腔に感じさせながらも、やはり早い。ブルゴーニュのページのバランスを何か崩していたこのリッシュブール。価格を抑えてこの畑を飲むと言った感じでしょうが、やはり全体と比べて価格を抑えた価格設定になっておりました。そこを上手く見られたのかもしれませんが、ご本人もやはり若さを感じられ、デキャンタージュを促されました。短時間勝負のお二人には、正解だったでしょう。
その後は、23:00ごろより祇園の町並みえと再度消えて行かれました。R