Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

前半の荒れ模様

9月の勢いはそのまま、シェフに襲い掛かるように今宵も忙しい前半戦でした。
ずっと以前にご予約いただけていた祇園のママさんは、いつもは朝5:00までの確信犯ではありますが今宵はご同伴で。意外にも酔われておられ同級生ながら3本のパワフル・ワインに頬を紅らめて。
・Clos des Reves’04 St Emilion
・Chateau d’Armailhac’95 Pauillac
・La Villa’96 Elio Altare
そんな彼女らを横目に、飛び込みの5名様はシェフを追い込むように。満席になる状況に、あらかじめ「お料理はすぐには、お出しできませんよ」とは釘をさすものの、やはりご理解はいただけていなかったようです。生意気かもしれませんが、出来うる限りの対応ですのでご予約のお客様は優先させていただきます。ましてや、彼女たちが9:00にはお席を立たれるためともお伝えしておりましたので・・・・・・・・・。
やはり5名以上は、お断りすべきなのでしょうか?事実ご常連様をお断りしなければならなかったので、難しいところです。
季節も少しづつ良くなってまいりましたので、皆様お人数が多くなられた場合は出来る限りご連絡をおひとついただければ幸いです。
もひとつ生意気ついでに、このタイプの方ほどワインは何でも結構、との見識のかたが常で・・・・・・・・・。
その後に癒されていては、いけないのでしょうがご常連さんがおひとりで。
この方には、いつも頭が下がるばかりで今宵も追われる私を見かねたオーダーでした
・Champagne Bernard Tornay’73
お互い欲するシャンパーニュのオールドは、やや落ち着いた価格帯なものの今まで彼とテイスティングしたものとはスタイルが異なるものでした。
熟成感は感じさせつつも、深みに欠けカルヴァドスのようなアロマは好印象でしたが取り付かれるような様はございませんでした。また、コルクが圧縮コルクでオールド・ミレジメのシャンパーニュではあまり見かけていなかったのでこれもまたノスタルジーには欠けてしまいましたが、理解しながらいただくものでした。結局、終電まで引っ張ってしまい申し訳ないです。
 
Sommelier R.Imamura