Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

つぶやき忘れ

先日のブルゴーニュの彼女のご利用で素晴らしいワインがお楽しみいただけたのに、どうもつぶやき忘れていたようです。
・Corton Clos des Cortons’76 Faiveley  
・Nuits Saint Georges Clos de L’Arlot’64 Jules Belin
おかしいなー、記憶の中にはこの2本のワイン名を打ち込んだ印象があるのですが酔っ払っていたのでしょうか?
それにしても、3種ほどご覧になられてチョイスされたというよりかは「リストから消すのが嫌なワインは?」と問われたので素直にフェヴレの特別な畑をお答えしました。
結果的には、今宵は2本のお楽しみでしたのでヴィンテージ順も良く流れは素晴らしく。
綺麗な印象のコルトンは、コルトンのなかのコルトンといった感じでザクロ・シロップのアロマがフィネスを表現し。酸味もまだまだ健在でバランスのとれたブルゴーニュのエレガンスが。
やはり60年代までいくと、確立が彼女には上がってくるのでしょう。他のかたでしたらリスキーなものも、求めておられるムスクや獣臭が顕著に感じられ鼻を近づけただけで「これは、おこのみかと・・・・・・・」とコメント出来るくらいのいやらしさ全開のブーケを放っておりました。
そのうえ、味わいに於いても甘みが消えることなくどんどん厚みを増していくあたりは、かつての評価されていたシステムのタスト・ヴィナージュが証明しております。
2本で酔われていた彼女でしたが、おっしゃる通り私が三分の一はいただいておりました。

             Sommelier R.Imamura