Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり後半に

月曜日はオープン前の雑誌の取材が、随分遅れられゲストにご迷惑をお掛けしてしまい。私共もバタつく嫌なスタートでしたが、結果としては途切れることなくお越しいただけるお客様に嬉しい悲鳴でした。
今宵は中々良く出来た祇園のお姉さんのバースデイで
・Chateau de Marbuzet’82 St Estephe
・Chateau Corton Gransey’79 Louis Latour
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’90 Lou Dumont
ヴィンテージ’82は、ソムリエとしてはワインの偉大なヴィンテージに生まれた彼女と言うのはいささか敬遠したいのも、やまやまですが。これは、また別次元で。ボルドーの’82は格付け下位のシャトーやブルジョア・クラスでも素晴らしい輝きを放つ造り手が多数存在し、本当にパーカーさんのボルドー’82を利く眼があったことを痛感させられます。このマルビュゼも甘いダーク・チェリーのニュアンスを感じさせながらポート、カシス・リキュールなど多彩な質感を内在させるスターでした。
コルトンの帝王は、ヴィンテージ’79は、やや落ち着いたクオリティにおわってしまったようですが、それでも外観と香りから拾い取れるポテンシャルは特級畑のそれで、ボルドーには中々持ち得ない伸びやかな甘みのニュアンスにひきこまれます。それにしても、こんなオールド・ヴィンテージのブルゴーニュがネゴシアンとは言え6本仕入れることが出来ましてや残り1本まで売れていることは、ありがたい限りです。
そして、今夜も売れました仲田さんのアムルーズ。今回も無難に合格点がいただける、皆様納得の”恋人たち”でした。
そんな、今宵も例のお姉さん達がお越しになられ5:00をまわりました。そんな、やや疲れ気味の私を先の’82のお姉さんが、わざわざお電話にて本日のお礼をいただけ、律儀な子やなーと妙に感心してしまいました。

              Sommelier R.Imamura