Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

疲れた・・・・・・・・・・今宵

今宵は前半の静けさが嘘のように、中盤からの慌しさは体力的にピークを。
そんな状況をご覧いただける方とそんな光景を目にされないゲストとでは、私共の営業に関して感じられ方は色々でしょうけれども・・・・・・・・。
さて、そんな今夜は今月の一押しとバランス良くワインが
・Bollinger Special Cuvee
・Chambolle Musigny Les Amoureuses’90 Lou Dumont
・Chateau Le Bon Pasteur’86 Pomerol
・Deutz Blanc de Blancs’98 
・Dominique Charnay Blanc de Blancs’90(Vin Mousseux)
押しも押されないハウス・シャンパーニュのボランジェは、エージェントさんの変更で価格交渉が何とか落ち着きそうで。ですが、今年は販売本数が一昨年とは随分状況が違うようで西村さんにも懸念されています。新たなエージェントさんは、月間の最低ロットを構えての価格でのお付き合いになりそうです。仕方が無いことですが、そんな兼ね合いでビジネス的にもシャンパーニュ・ハウスは巨大になっていくのでしょうか?
リュー・デュモン(仲田さん)のネゴシアン・ワインのアムルーズは急激に消費されていっております。ボトルでもそしてグラスでも、評価をいただけ2ケースあまり購入したワインでしたが残すところ後10本ほど今月いっぱいはもたないかもしれません。
今夜のボルドーは、何か印象が良く。近年ミシェル・ロランの経営で素晴らしい酒質に変身したクラシックなシャトーですが、ビッグ・ヴィンテージの内容は流石で。メルロー・ベースでありながらもしっかりとした個性と肉付きを持ち、プラム・紅茶・杉の木やなめし革の香りをプンプンと広げるセクシーなヴィンテージでした。先のアムルーズの柔らかさとは対照的にマッチョな質感にワインの奥行きが感じられ。
玄人好みするハウス、デューツは白のなかの白のイメージ通りの美しい透明のクリスタル・ボトルに収められ、ワインを光から守る為にセロファン紙に包まれております。まるでクリスタルのようなスタイルですがこれはこれで。しかし、シャンパーニュはグラスの底から発ちあがる泡の細かさの美しさは他に変えられないもので。液面ではコルドンが可憐に描かれ一段と心を誘われます。