Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

込められた思い

月曜日の本日は、どうやら日本ソムリエ協会の認定試験の一次が行われたようで私共を巣立っていった彼らがトライしているようです。
嬉しいことに現在予約の取れ難い京都のレストランのひとつでがんばっている彼も結果はどうあれ自分にがんばったご褒美に彼女とふたりで。
あまりゆっくりと試験の内容は聞けませんでしたが、6年前が懐かしく。
今宵の彼らはずっと暖めていた彼女のバースデイ・ヴィンテージの
・Barbaresco Soli Tildin’86 Gaja
今は彼も仕入れをある程度任される立場で、ある意味ではライバルになる時も。そんな彼は、もうこのワインの原価は解かっているもののそれでもこれだけの素晴らしいワインを私の元で楽しんでもらえるのは嬉しい限りです。思えば山口さんのもとで、二人同じく時期を共にして入社した彼はムートンのチリで作り上げるアルマヴィーヴァを何かの近づきの印として飲ませてもらった思いでも。
彼自身、この数年間は激動の人生のタームだったと思われます。表現は悪いですが、逃げ続けたソムリエ試験にトライした彼にはご苦労様と伝えたい。そんな思いを、告げるかのごとくガヤはこんなワインが二次試験のテイスティングに出たらそのワインの素晴らしさに時間を忘れてしまうほどの官能的なスミレを・・・・・・・・・・・。
彼が言うには、かつて私が職場をともにしたややトライがおそくなってしまった人達が軒並み本日の試験会場におられたようです。
それぞれの立場で、ワインの楽しさを伝えることの出来るサーヴィス・マンに加わってくれることを心より!
それから、今宵は中盤が中々の忙しさに。そんな時思うのが、素敵なゲストは次々お越しになられる新たなゲストに頃合良くお席をお譲りいただける辺りが本当に頭が下がります。そんな方に限ってもっともっとお話のお相手がしたいのに。不甲斐なさを感じる部分でも有りますが・・・・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura