Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

初日は

給料日の週末というのに、私共は何故か”あれ?”といった感じの閑散とした店内に妙に親密なお話になってしまったご常連は、幾らか内部の事情もご存知のムッシュでした。
前半は彼らの飲み込んだ
・Meursault Charmes’94 Leroy
ある種のブルゴーニュ・ラヴァーの絶大な人気を誇る彼女は、白の印象も素晴らしく。持ち畑ラインのドーヴネほどでは無いのでしょうが、ネゴスのこの1本も押し黙ったミネラルの中パーンと弾ける酸の力強さに圧倒され、余韻が甘みを引っ張るタイプで。まさに、チャーミングの名が冠されたのだろうと。
後半は強烈なアイテムのグラス・ワインのなか横浜からのマダムはご夫婦にて深夜のオールド・ヴィンテージをボトルで。
・Beaune Hospices de Beaune’69 Dames Hospitarieres
ヨーロッパのレストランから世に出されたオスピスは、ヴィンテージ’61’64’66’69などの稀少な前向きなヴィンテージばかりで。状態も良好で、エチケットも旧い特殊なものでオスピス好きにはたまらず。
後から後から、膨らみ出る芳しき香味に時の移ろいを儚げに。
それから、ちなみに今宵のグラス・リストはすごいラインナップに
・Marange’90 Leroy
・Chateau Pichon Laland’87
・Tignanello’99 Antinori
通常のアイテムに、追加された珠玉のワイン達は明日に飲み頃を?
すでに、コンテスは上品さを秘めておりましたが。

             Sommelier R.Imamura