本日はある顧客より、ご依頼のワインについて。
若く可愛らしい同業者のマダムは、ご自身の働かれておられるバーの店長さんのバースデイ・プレゼントを悩まれておられ。その店長さんは今年ソムリエの試験にトライされるらしく、彼女はお生まれ年のワインをお探しのようで。ヴィンテージ’７４の彼に少しジェラシーを感じながらも前回のご来店時にはトップのトップしか手持ちがございませんでした。
その為、良い機会でしたのでいくつか在庫を増やす形に。
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｍｏｕｔｏｎ Ｒｏｔｈｓｃｈｉｌｄ’７４ Ｐａｕｉｌｌａｃ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｂｅｙｃｈｅｖｅｌｌｅ’７４ Ｓｔ Ｊｕｌｉｅｎ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｃｒｏｉｚｅｔ Ｂａｇｅｓ’７４ Ｐａｕｉｌｌａｃ
・Ｃｏｒｎａｓ’７４ Ｐａｕｌ Ｊａｂｏｕｌｅｔ
・Ｅｃｈｅｚｅａｕｘ’７４ Ｄｏｍａｉｎｅ ｄｅ ｌａ Ｒｏｍａｎｅｅ Ｃｏｎｔｉ
とりあえずの選択肢はこれぐらいあれば、大丈夫でしょう。ですが、現実的にはボルドーの二つとローヌが良いところでしょうが。
ソムリエ試験を受けられる彼には、クロワゼ・バージュなんかは覚え忘れに最適な１本でしょうが、彼女はご自身が飲みたいという衝動が抑えられなかったようで、五大シャトーを。ある程度お心は読めましたので、お恥ずかしながら美しいものに弱い私は随分まけてあげてしまいました。
それにしても、私にも少なからずはございますが部下の人間からワインのプレゼントなんて、とてもとても嬉しいものです。
難しいヴィンテージの’７４ですが、心に響く素晴らしい記憶になっていただければ幸いです。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
