Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

タスト・ヴィナージュ

今宵もバタバタと一時の慌しさにストレスは感じられましたが、私にとってはオアシスのようなワインが。
・Clos de la Roche’73 Domaine Ponsot
今でこそモレ・サン・ドニ村のスターであることは間違えの無いポンソ。もちろんこの時代にも、おじいちゃんが素晴らしいワインを造り続け。
タスト・ヴィナージュのラベルの承認ももらい、今では考え難い珍しい1本でした。また、当然ヴィンテージ’73は私のヴァースデイ・ヴィンテージ、これも期待をかき立てる要因かと・・・・・・・・・。
そんなワインをセレクトされたのは、昨年のMVPのブルゴーニュの彼女。やや、酔われていたのか少しいつもと違う振る舞いに戸惑いもございましたがそんなことも忘れ去られる優美な味わいに。
色調もいつもながら見事なルビー・レッド。透ける様な美しさにブルゴーニュピノ・ノワールの何とも不思議な魅惑を感ぜずにはいられません。彼女同様ブルゴーニュの放つ輝きにのめり込む気持ちは一段と加速するのは理解できます。
ピュアな果実のアロマが活き活きと感じられ、33年の時の衰えなど微塵も無く彼らの看板畑のグリオット・シャンベルタンのような野生のさくらんぼの甘酸っぱいニュアンスは染み渡り。後半の黒砂糖はお約束のグラン・ヴァンでした。
今年も最近の頻繁な出席率にMVPは間違えないかしら・・・・・・・・。
さて、今宵は同業者の方のご来店もございましたが少しだけ、私が一人で表を切り盛りしていることが小さな噂のようです。プラスなのかマイナスなのかは解かりませんが、先のブルゴーニュの彼女にももう一人のスタッフの補充を求められております。もちろん、補助的スタッフは欲しいのはやまやまです。ですが、中々望むべく人材に当たりません。決してパーフェクトな方を求めている訳ではないのですが。強いて言うならば、可愛らしい女性のアルバイトの娘がおられれば。
とは言いつつも、お互いが選んだシェフと二人三脚で自分たちの腕試しを必死にしております、ご不自由は不徳の致す限りですがお許しください。ビジネス的には、小さな世界で大きな世界観をお持ちの顧客の皆様には笑われてしまうかもしれませんが。
気になられた点は、お声をいただければ嬉しく。また、良い方がおられましたらご紹介を・・・・・・・・・・。

               Sommelier R.Imamura