Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

バタバタにてロマネ・コンティ’87

今宵、木曜日でしたがシェフと二人での追いまわされる晩に。ゆったりと流れた前半とは対照的に、20:00ごろからはお席が一杯に。嫌な予感は的中しました。
今宵の主役のゲストは律儀にも、ご同伴にてお顔を出していただけ「後ほど、よろしく」と流石に気持ちよい粋なお二人で。ですが、セーブされるお姉さんに今宵の長い長い夜が想像でき。
21:20ごろ、まだまだ落ち着かない状況にも関わらず電話が鳴り。対応しきれないワインのサーヴィスにバタついている中、初めてのご来店のゲストが「熟成したチーズに合わせて、持ってきたワインを飲みたい」とのこと。モルドヴァのワインらしく、珍しいものでもあったのでOKはしましたが状況的には手間は取られたくは・・・・。よく聞かれるのですが”持込の条件は?”と言うことに対して、やはり前もってご予約いただきせめてほかにシャンパーニュでも1本開けていただけるくらいのお気持ちはお持ちのほうが。ましてや、ワイン・エージェントの方らしくお名刺をさしだされましたが、なおさらこちらの気持ちは汲んでいただけてもよかったのでは。こちらの、言い分だけではございますが・・・・・。
そんなこんなの、勝手をしまして20メートル先のクラブまでが遠く感じられ、宴たけなわのお出ましと言った雰囲気に”ぶどうの蔵”のサイズとほぼ同じくらいのお店は満席で視線は釘づけでした。また、取り巻くお姉さんのお一人にヴィンテージ’87のお生まれの方もおられ抜栓もまた一段と賑やかに。80年代後半でしたので、コルクの状況も楽観視しておりましたが実は首の皮一枚にて命拾いを。テイスティングにてグラスを鼻に近づけるだけでアロマがひろがり、やはりステージの違いは申し分無く。まわりの皆様から、「どうですか?」と、予想通り声がかけられたので「素晴らしい」と一言だけで、その場は答えがでました。五度目のロマネ・コンティのサーヴィスは、いつもと違うシュチエーションでしたがこれもまた私にとっては大きな経験に。
問題はお店に、戻ると随分理性をなくされたカップルがカウンターにて他のゲストもおられるにも関わらず大胆なキス・シーンは空気をよどませてしまいました。
それから、得をされた方はお一人。たまたま、縄手を歩いておられたご常連のムッシュは幸運にも路上でワインの王様をテイスティングされました。シュバリエの彼はやはりワインを引き寄せ。 R