Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ついに神様へ

今宵ついに神様へ。たしかにリストに4本のアンリ・ジャイエをラインナップすることは響きはよろしいですが。買えばいいと言う物ではなく。実際にビジネスとして稼動する部分は大切かと。そんな、チャンスを与えてくれた顧客のひとり”ブルゴーニュの彼女”は連日のグラン・ヴァンを。今宵はステージが違いましたが。
・Schoenenbourg’94 Marcel Deiss
・Chateau Cos d’estournel’89 St Estephe
・Cote Rotie La Mordore’77 Chaptier
・Vosne Romanee La Grand Rue’78 H,Lamarche
・Echezeaux’81 Henri Jayer
マルセル・ダイスはリスト外からの’94が。グラン・クリュはの伸びやかな甘みが一段と緻密に。
ヴィンテージ’89のお嬢さんを持たれるドクターは’89の現状を把握され。スーパー・セカンドとはいえ、やはり17年くらいでは素性の良さは感じられるものの、まだまだ少女の表情を残しつつ。
気を使われたマダムは、ちょっと遅いお誕生日のプレゼントを。健康グッズの集中した今年は、締めにテンピュール・枕を。今夜から使わせていただきます。お返しにと、お選びしたロティーはヴィンテージ’77。金属的なアロマを放ちつつもエレガントに。
3本目のグラン・リューの’78を楽しまれた”ブルゴーニュの彼女”は極上の引きに。鉄観音のブケに引き込まれ、酸のバランスの良さにブルゴーニュエスプリを。
そして、ついに神様を捕まえました。それにしても彼女には様々なステージへの扉を開いていただけ感謝の気持ちで一杯で。私にとって4本目のジャイエのサーヴィスは、また新たな段階へと導いていただける今宵になりました。極僅かな段階のソムリエ意外を除いて、彼女は私共プロよりある一定のランクのワインは飲み込まれておられるようで。これはこれで素晴らしく、私共はビジネスを含めてそのステージへと一歩づつ近づきたい。そんなワインはヴィンテージ’81と言う難しさながらも酸味を感じさせてくれるソムリエ・シリーズのグラスでは中々の素晴らしさも。ヴィノムでは甘みばかりを重ねさせボッタリと感じさせ。ですが今宵試させていただけた幸運に感謝。