今宵は、ワイン･セラーの整理の滞りにジレンマを。全てが自身の問題でしたが、見つからないお預かりのワインに苛立ちも。そして、折角のご注文のワインも見つからない事態は許せず。当然のように今宵営業終了後に大半のワインを一時出しながら大掃除を。すっきりと落ち着いたセラーに明日からのオーダーが楽しみで。
・Ｃａｂｅｒｎｅｔ Ｆｒａｎｃ’９８ Ｎｉｅｂａｍｕ Ｃｏｐｐｏｌａ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌａｔｏｕｒ’７６ Ｐａｕｉｌｌａｃ
コレクションされているエチケット・ブックにフランス以外のワインを入れたく、たまにはニュー･ワールドをとお勧めしたゴッド･ファーザーは若干の青臭さを感じさせながらも、次第にまとまり濃縮されていく様がマザマザと。お預かりワインが探し出せず申し訳なく。何とか、発見には至りましたのでご安心を。
’７９ヴィンテージのオーダーは、先日使い切っており当然探しても見当たるはずもなく。仕方なく’７６にてお許し頂け逆にゲストは、お得な１本に。最初お勧めしたワインがランシュ・バージュの’７８だっただけに今宵は何かご機嫌麗しく。抜栓直後はまったく寝ぼけたような印象でしたが、デキャンタージュの後には、めくるめくブケの広がりに毎度のことながら期待を裏切らない出気のよさは素晴らしく、また偉大で。
深夜のご利用は、今宵の伸びのなさをイーブンまで持ち上げるありがたいお越しになりました。この方は偶然にもロマネ･コンティのワイン会に出席いただいた方で、柔らかく悲報をお伝えいたしました。先の今宵はニュー・ワールドをお飲みいただいた方には、シャンパーニュにてのお悔やみもしていただき、この方には人生の先輩としてのありがたい励ましをいただけ素敵な皆様に支えられる私は感謝の気持ちをまた新たにいたしました。ありがとうございます。
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
