Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

お待たせ

昨日は失礼をば・・・・・。
さて、ラトゥールなのですがヴィンテージ・案内には「戦後最悪の年のひとつ。1709年以来の極寒の冬。夏も寒く長雨。手を出さないこと。」この様なヴィンテージ、普通はソムリエも仕入れはいたしません。なんとも、興味以前にリスクを伴うものの、お顔が見えるゲストがおられたのでトライはいたしましたが、結果的にはリコルクが随分前だとは思いますがなされており、生き生きとしたブーケは健在で、やや酸が勝るもののヴィンテージ・チャートの存在がここでも、ひとつの目安でしかないことを感じさせられ。おそらく、短期決戦と想定された彼のバイオ・リズムは一向に衰えることなくヴィンテージ’56のご夫婦の桜散り行くバースデイの夜は更けていきました。また、お祝いは続くものでカウンター商売の恐ろしさと言うか次回のお題目が。ついに、ついに。カリフォルニア好きのこのムッシュ、最後の砦に手をのばされました。
・SCREAMING EAGLE’98
まだ、飲んだことが無い。他にも、まだカルト・ワインは実は色々あるとは思いますが、おそらくこちらが数字で言えば頂点では・・・・・・・・・。一度だけ手に持ったことはございますが、これが原価で¥20万以上するとは思えないとだけ今回はお伝えしておきます。
それから、今宵は再度「鶉亭」の山口ご夫妻が。ここのところ、急展開の「ぶどうの蔵」の内部の出来事に相談が絶えない私ですが、幾分は気にしていただきありがとうございます。明るい奥様との、冗談話は心穏やかな気分にも。それにしても、大殺界とは良く言ったもので・・・・・・・・・。
あと、私事としては青龍の入園式は無事終わり。マイ・ペースな彼は相変わらずで、周りで大泣きしているお友達を尻目に悪さばかりの初日でした。それにしても、雨降る目出度い日は残念でしたが。あわせて、今年の桜も儚く去り行く4月の前半の出来事でした。

               SOMMELIER R.IMAMURA