Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

何となく追われた日曜日

4月の臨時営業の日曜日は、日ごろのご常連の皆様にお会いできる営業に。昨夜はビストロ、ワインバーと微妙に分散する内容で。前半は先週ワインバーをご利用のご夫婦が、お孫さんを連れてビストロで親子3代のお食事会を。また、最近はお嬢を含めたご夫婦連れの「’62’78のご夫婦」は久々にお一人でのお食事を。ワインバーでのご利用は、ある人物のご来店でビストロへと移動されていきました。やや、申し訳なさも・・・・・・。そして、ワインバーでは、全てがご常連さんのゲストのカウンター席にお相手が思うようにいかず、不甲斐なさも。それ以上にご迷惑をお掛けいたしました。そんなこんなの、立ち回りもグラン・ヴァンが
・Chateau Cos d'Estournel'67 Saint Estephe
・Clos de Tart'99 Mommessin
シガーを燻らせながら、オールド・ボルドーとお食事を楽しまれるムッシュは、私のお師匠さんの山口さんのご来店に気を使われたのかビストロへと。マハラジャ風のシャトーの2級、コスデステゥルネルはかなり旧めのヴィンテージに信頼感があり、以前も’52’62などは驚きをも覚える安定した酒質にノスタルジーを。この’67も浸透しきったコルクは、状態の良さを予感させ、立ち上がりは酸味を主張するものの次第に起き上がる甘いリキュールのニュアンスはバランスを訴えかける大人のワインでした。
ブルゴーニュを愛する鶉亭のオーナー・ソムリエは、ご夫婦でのご来店に。くまなくリストを見てはいただいたようでしたが、きっと限られたページを見つめておられたのでは。兼ねてより、お互いに世評とは別にして好んで使用してきたモレ・サン・ドニのグラン・クリュは、ヴィンテージ’99は、ステージを変えております。まだまだ、硬いとはお互いに知りながらも上質なフランボワーズのコンフィのアロマは、ブルゴーニュのトップを目指したシルヴァン・ピショーさんの意欲作。それにしても、ご自身のお店も軌道に乗られたある意味充実した状況に、奥様とワインを二人で分かち合われる姿に、私も将来そんな事がしてあげられるのかな?と今月休みなく店を開け、家族サーヴィス出来ない申し訳なさも。それと、体調は良さそうでしたが、山口さんは飲みすぎに気をつけていただきたいものです。前例があるのですから・・・・・・・・。
さてさて、気温も上がり桜も一気に開くのでは。週明けはいかに。    
Sommelier R.Imamura