Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

貴重な体験

今宵、ソムリエ冥利に尽きる偉大なグラン・ヴァンの数々に興奮冷めたらぬ貴重な体験を。結局、日付が変わる頃まで飲み続けられたドクターの皆様はさすがに飲みつくすことも出来ず。やはり、5リッターは想像以上のビッグ・ボトルでした。
さて、今夜の特上は予定通り私の好みの2本に絞られました。
・Barbaresco Costa Russi'79(MG)GAJA
KRUG Praivate Cuvee'61(MG)
とにかく、何より最愛のガヤはここでもやっぱり。先のスペインのウニコ’79(MG)を口に含んだ瞬間は、大丈夫かな?ウニコはステージが違うとハラハラしたものですが、甲乙つけがたいフランス以外からの両巨頭に静かなるテイスティングになりました。ですが、やはり甘みが勝るテンプラニーリョとの対象にネッビオーロは、官能的なまでのスミレのパフュームにクラクラと・・・・・・・・・・。また、30年近い時の流れにも骨格は威風堂々で、もうひとつサイズの違いを。
このワイン会の途中に呼び出しを頂いたクラブのままさん、これまた面白い経験をあわせてありがとうございます。流石、祇園のママさんのバースデイは華やかで。お邪魔するなり共通のお客様に、冷やかされましたがオールド・シャンパーニュの域を超える神々しさをも讃えたマグナム・ボトルのクリューグは満場一致の最高のお誕生日プレゼントに。はじめは水っぽさをも感じさせるアタックでしたが、スワリングとともに立ち昇るナッツのニュアンスは、ハッとさせられるアロマティカルなモンスターでした。
今宵は、5リットルのムートン・バロンヌ・フィリップ’80を含めマグナムを6本も扱わせていただけ、ましてや余りあるお言葉とともにこのサービス業の素晴らしさに、改めて心癒されました。
それにしても、D.R.Cのリシュブール’67などもありながらもものともしないイタリアやスペインの銘酒に堪能いたしました。
ただ、貸切りのためお断りすることになってしまったワインバーのご常連の数組の方々に申し訳なく。次回埋め合わせを・・・・・・・・・・・。
それにしても、無事帰られたのでしょうか?ドクターの方々は。本日もお早い時間より往診になることでしょうが、アルコールの香りだけでも消されるべきかと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。お疲れ様です。

            Sommelier R.Imamura