金曜日は、ゆっくりながらも週末らしさも。遅めの時間からのご利用が拍車を。今宵は、女性の比率の高い晩だったのでは
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｍａｔｒａｓ’８８
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｃａｎｔｅｍｅｒｌｅ’８７
ボルドーがお好みのマダムお二人は、さすがにお強くボトル２本でも足りられず、最終的にはお一人は終電にて席を立たれ、残られたマダムはグラスを傾け・・・・・・・・。
サンテミリオンのグラン・クリュのマトラは珍しい’８０年代。現在は同所有のレルミタージュに人気を押されがちなものの、クラシックな味わいに心落ち着かせられる銘酒。かなり、しなやかな質感ながらも次第に感じ取れるシャンピニヨンの湿った香りに鼻腔をくすぐられます。
左岸の格付けに滑り込んだ５級のシャトーは、流石に骨格もしっかりしており、明らかに先の右岸のスタイルとは違う印象を。香りに拡がりはあるもののタンニンの質は大きく骨太で。そこに、濃厚な甘みが含まれており全体のヴォリュームは力強く、威厳たっぷりかと。この２本の流れは素晴らしくボルドーの良い部分を左右でお楽しみいただけたのでは。ただ、随分酔われたマダム、タクシーまではお送りしましたが無事帰宅されたか心配で・・・・・・・・・・・。
それから、２０日のワインの日が迫っております。ここのところ目標があられる方が中心の感じですが、ワインの日こそ気軽にリスト全品２０パーセント・オフ・プライスにてお越しいただければ非常に嬉しく。桜待ち遠しいこの時期、春を感じられる祇園界隈へ！
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ、Ｉｍａｍｕｒａ
