3日の金曜日は、期待が空回りする厳しき晩に。平日に動きがありながらも週末に落ち着きが生まれると複雑な心境に。こんな日もあるさ!と前向きには捉えながらも残念な1日に。今宵は一発と言ったグラン・ヴァンの存在は無かったものの、このところお気に入りのチャーミングなブルゴーニュが
・Santenay Clos Tavennes’01 La Pousse d’Or
’97より先代が亡くなられ、息子さんが継がれた頃は何かと言われておりましたが、私にとっては全体的に果実の甘みを中心に置き柔らかい酸で迫るタイプにいつも好印象を。また、ヴォルネイに於いてはドメーヌの名を冠した畑が存在していましたがA.O.Cの規定によりPをBに置き換える屈辱も味わった造り手です。このコート・ドールの端のサントネイも若く輝くパープルの混じる紅色に、フランボワーズの可愛らしいアロマと後半の黒砂糖のニュアンスは中々の構成力を感じさせてくれます。また、守備範囲も広くどんなお料理にも出過ぎることなく寄り添う相性を持ちます。
さて、明日の土曜日の動きが気になりますがいかがなものなのでしょうか?
それにしても、白木の椅子には汚れが付きますなあ・・・・・・・・・・。
Sommelier R.Imamura