Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

Francis Ford Coppola

2日は気難しくもなんとなく、お人の出入りは在る様な晩に。今宵もカリフォルニアの特集より特別で、ストーリー溢れる存在のワインが。
・Rubicon’99 Niebum Coppola
あの、「ゴッド・ファーザー」のコッポラ監督が手掛けるフラッグ・シップ・ワイン。かつては、イングルヌックと言うワイナリーを’95年に購入しイタリア移民の彼の夢を実現したもの。ちなみに、私はかつてのヴィンテージ’60のイングルヌックを試す機会がございましたが、カリフォルニアのオールドもノスタルジー溢れるものでした。
さて、この’99のルビコン、まだまだ若さ際立つパープルを帯びた外観に、インク、カシス、プルーンなどに胡椒のニュアンスが印象的で。力強く当たるストラクチャーに、マフィア曰くシガーを燻らせる男3人といった感じでした。
今宵は、兼ね合いのある方のお越しに甘えた部分もあり深夜のグラン・ヴァンへと。
・Taittinger Collection’82
・Chateau Mouton Rothschild’73
火が付いた勢いのワインに心奪われる時間も。ここのところ、ヴィンテージ’82に縁もあり少し複雑な心境にもボルドーのみ為らずシャンパーニュも偉大かと・・・・・・・・・。3人揃ったヴィンテージ’73に誕生した男には、やはり意味あるムートンが。随分、目減り分が気になるボトルではありましたが状態は良好で、熱い会話に一段とストーリーを添える1本でした。
それから、デスク・ワークが増えるこのところ。ついにマイ・スツールを購入してしまいました。デンマーク製の白木のもので、お尻にフィットするお気に入りのデザインに一目ぼれを。ただ、スペースの問題と足の部分の異常に汚れる点は計算外ではありましたが・・・・・・・・・・・。

             Sommelier R.Imamura