Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ご迷惑を・・・・・・・・・・

4日の土曜日は、ビストロ/ワインバー共にありがたいものの、地獄のような忙しさに。コースのお料理を、お召し上がりのゲストには随分時間的なストレスを与えてしまいました。非常に申し訳ございませんでした。ワインバーでは、アルバイトの恵理ちゃんに立ち回りしてもらう間も。その間、私はビストロの厨房でお料理の補助を。良くはないものの、これが最善の対応であったと信じております。
今宵もグラン・ヴァンが幾つか
VEUVE CLICQUOT PONSARDIN'96
・CORTON CHARLEMAGNE'98 LOUIS LATOUR
・CHAMBERTIN'78 CAMUS
・CHATEAU SOCIANDE MALLET'81
・CHATEAU CALON SEGUR'82
お近くの祇園のママさんのバースデイは、未亡人のヴィンテージ’96からスタートしました。流石に、イエロー・ラベルとはコクと香の膨らみが。
2本目は白髭の大帝のハーフ・ボトルが。胡麻のようなアロマが印象的で、バターやナッツのブーケが芳しく。
ご所望のナポレオンは、中ほどのプライスにてとのこと。中程度の仕上がりのドメーヌ、カミュ。とはいえ最上のヴィンテージ’78はルビー・レッドに輝き、熟成したトリュフのブーケに、ムスクが交じり合いエレガントで。柔らかい甘味は、お誕生日の記念のワインには文句なしでは・・・・・・・・。
この3本に、バタバタする時間帯へと追い込まれる羽目に。
深夜2:00ごろから素晴らしいボルドーが2本。思い入れあられるソシアンド・マレは珍しいオールド・ヴィンテージの’81。やや進みつつある篭った香の中に
クリアな酸味と果実味は、近年の彼らのワインとはスタイルの違いを。評価の高い若いものより私はノスタルジーを。
グレート・ヴィンテージの’82のハート・ラベルは、やはり偉大で。クレーム・ド・カシスの若々しさをも持ち備え、ゆっくりとその存在感とポテンシャルを見せ付け始める明らかに、こいつは違う!と感じさせるもの。先のソシアンド・マレのムッシュには悪いですが、とても良い対象に。色々と狙われていたゲストもおられましたが、これがラストの1本でした。また、出会えればと心より。実を言うと私の個人セラーには1本ストックされておりますが・・・・・・・。
そんな、こんなの疲れきった土曜日でした。お疲れ様でした。

             Sommelier R.Imamura