８日の火曜日は、やはり昨日を休んだことを考えさせられるゆっくりした１日に。
ですが、少ないながらも大切な御常連がパラパラと。この日もドクターは約６００種のワインリストより、掘り出し物のブルゴーニュを。
・Ａｕｘｅｙ Ｄｕｒｅｓｓｅｓ’７８ Ｌｏｕｉｓ Ｌａｔｏｕｒ
私のリストでも熟成したヴィンテージを含めて幅を利かす、ボーヌの大ネゴシアン
ルイ・ラトゥール。さすがに南に下りすぎて、エレガンスに欠けるエリアにおいてもグレートヴィンテージの追い風を受け、十分な風格も持ち合わす淑女へと成長しておりました。奥様のバースデイヴィンテージということもありますが、さりげなくセレクトされるムッシュは、幅広い選択肢のテイストのレンジを持たれる、お相手させて頂くのが楽しいゲストのお一人で・・・・・。
この日は、もう一組以前のスタッフの小見君が。退職した者が、円満に利用してくれるのは、うれしいことで。ベビィーフェイスの彼なので違和感は、ないものの
ヴィンテージ’８６を意味ありげに飲み干しておりました。
・Ｇｒａａｃｈｅｒ Ｈｉｍｍｅｌｒｅｉｃｈ．Ｋａｂｉｎｅｔｔ’８６
Ｊ．Ｊ．Ｐｒｕｍ
カビネット クラスの熟成は若干進みつつある果実味の減退と酸の増加に、ひょっとしたら嫁入り時の父親の心境に近いようなものかも・・・・・・。よくがんばって成長したね！
とは、いいながらも琵琶湖の湖畔のホテルさんで相も変わらず、ソムリエバッジも
持たずハイプライスワインをセールスする彼のセールステクニックには、憧れはないですが侮れない男かと・・・・・・・。｛愛情の念をこめて｝
Ｓｏｍｍｅｌｉｅｒ Ｒ．Ｉｍａｍｕｒａ
