Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

やはり嵐が

28日、金曜日はやはり嵐のような1日で。前半はビストロが中盤からはワインバーが。今宵もグランヴァンがカウンターでは消えていきました。
・Sir Winston Churchill’95 Pol Roger
・Chateau Gruaud Larose’94’91’75
・Volnay’83 Louis Latour
・Latricieres Chambertin’79 
                       Louis Trapet
シャンパーニュボルドーはお久しぶりの東京からの7人連れの方々が。英国首相のチャーチルに敬意を祓ったこのハウスのプレステージは、まだ若いものの細やかな泡が立ちのぼり柑橘系の香りが中心ですが奥にビスケットのこうばしいブーケが
潜んでおり、葉巻のみならずシャンパーニュまでも名を与えられた彼はうらやましいばかりかと・・・・・・・。ヴァーティカルにて開けられた{ワインの王、王のワイン}はいぶし銀の’91とグレートな’75にて遷ろう16年の時間の差にボトルの形状の差以上のノスタルジーが。ブルゴーニュの2本は悲しいかな特級に軍配がやはりナポレオンが愛したといわれるシャンベルタンはグッチリとした果実味
が肉厚で26年の時の流れをものともせずほうじ茶やチョコレート、ポルチーニ
などの複雑であり多彩で強烈なブーケが爆発しておりました。ヴォルネイは現実的
なよく出来たワインで貴重なブルゴーニュの熟成を味わうチャンスを与えてくれる
1本かと・・・・・。
最後に愚痴をもう慣れたものの2年以上お越しいただけず{山口さん、山口さん}
とさけばれる方も未だに仕方ないものの、若造の私にもチャンスを頂けるお気持ち
をお持ちいただければきっと素敵な一晩もあるのでは・・・・・・。あげくに他の
ゲストがセレクトされたグランヴァンに聞こえるようにあれこれおっしゃられるのはいかがなものかと・・・・・・・・。皆様楽しむためにお越しになられているのに。

Sommelier R.Imamura