Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

フランスのつぶやき 8月23日

2日目は、シャンパーニュを、ジュブレ在住の上田さんのアテンドの下、5つの小さな造り手を訪ねれました。
・Francois Bedel
比較的パリ近郊のピノムニエを中心に仕上げるこのベデルは、“天と地の間で”と言う意の、アントルシエルエテールが半年前にテイスティングしたものよりも、予想以上の熟成を進めておりました。上田さん曰く、最も真面目にビオディナミに取り組む造り手だそうです。
・Grongnet
素敵な女性が当主のこのグロニエは、皆若干テイスティングに迷いがあったのでは・・・。
・Michel Rocourt
髭が印象的なグミアングレザックの、私共のリストにもオンされる、彼の人柄溢れる柔らかさを持ちます。
・Janisson Barado
30歳と言う若い頭主のシリル ジャニッソンは、良い意味でのシャンパーニュマニアであり、ビジネスマンかと二次発酵を終え、酵母の死骸が含まれるボトルを、特別に頂けた収獲がございました。
・Jacques Beaufort
本日の最も貴重な経験。私の小さいながらもワインに対する常識を覆すジャックヴォーフォールは、とにかくエレガントでありながらも、神懸かり的な長命を誇るワインを造りだします。(何と抜栓後2週間を経ても美しく熟成していく、想像をも覆すもの)そして何より自然で、特殊な畑のあり方が、ブドウを食べれば一目瞭然かと・・・。半信半疑だった彼のワイン、私は今後しっかりとお勧めしていきます。
最後に今夜の夕食のワインは、コトーシャンプノワと通受けする、ドゥーツのアムール ドゥーツ‘98
かなり早飲みしてしまいましたが、意味有る一本だったのでは。
本日はロメオイジュリエタを楽しみながら、明日のシャンパーニュにおける、ビッグハウスの訪問になります。

 Sommelier R.Imamura