１０日の金曜日は、久しぶりにビストロが元気で、団体の方がマグナムボトルで楽しまれました。
・Ｃｈａｍｂｅｒｔｉｎ‘８８ Ｃａｍｕｓ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｂｏｙｄ Ｃａｎｔｅｎａｃ‘８３
カミュのシャンベルタンは、若い頃はあまり派手さはないものの、熟成により成長する特級畑です。ヴィンテージ‘８８はマグナムボトルということもあり、美しく透き通るルビーレッドは魅力的で、健康的な若い女性像がイメージされます。
マルゴー村の３級格付けのボワドカントナックは、約２０ｈａのボルドーにしてはやや小さめのグランヴァン。こちらも滑らかに熟成し、丸みと膨らみのあるフェミニンな印象がございました。当然ではありますが、レギュラーボトルと比較し、マグナムボトルはいつも予想を上回る美しい熟成の中に、好感を抱く活き活きとした果実味を残しております。もし６〜１０名様程の会がございましたら、ワインリスト外にてご準備もございます。ご所望下さい。
そしてワインバーでは、
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｌａｇｒａｎｇｅ‘８８
・Ｖｏｓｎｅ Ｒｏｍａｎｅｅ‘６９ Ｇｒｏｓ Ｆｒｅｒｅ
・Ｂｏｌｌｉｎｇｅｒ．Ｇｒａｎｄｅ Ａｎｅｅ Ｒｏｓｅ‘９６
今月のシャンパーニュ特集のリストより、ボランジェのグランダネ ロゼ‘９６が、今回は約一年前に試した頃よりも、熟成も進み、泡も弱くなりはじめておりましたが、黒ブドウを得意とするボランジェらしく、細やかなタンニンを感じさせ、厚みのある酒質は、遅めの時間にも物足りなさなど微塵も感じさせない、ジェームスボンドお気に入りの一本でした。
Sommelier R.Imamura
