Budounokura’s blog ソムリエの つぶやき

京都 祇園のオールド ヴィンテージ ワインバー 店主のソムリエの 日々の つぶやき です!

ワインバー貸し切りにて

30日、月曜日は、ワインバーを貸し切りにて、約半年前程よりお声を掛けていただいていた方のお祝いの宴がございました。ご予算とワインの大まかなご希望は頂いていたので、いつものワイン会のようなスタイルになりました。
またこの日は、フルート奏者の吉村さんにもお越し頂き、特別に友人の方もお連れいただけ、フルートを二人でセッションしてもらえました。
この会のワインリストは
・Dom Ruinart.Blanc de Blancs‘93 Mg
・Corton Charlemagne‘90 Bonneau du Martray
・Laurent Perrier‘61
・Trevallon‘95        
・Chateauneuf du Pape.Barbe Rac‘92 M.Chaptier Mg
・Chateau Ausone‘86
・Chateau Calon Segur‘76 Mg
・Barbaresco‘70 GAJA
・Chateau Brannaire Ducru‘61
・La Tache‘60 Domaine de la Romanee Conti
・Chateau Rieussec‘61
ご依頼いただいた方のお生まれ年が‘61ヴィンテージだったため、以前よりあたためていた3本が主役になりましたが、脇を固めるワイン達も申し分無い内容だったのでは?この日の利益は、いつもよりはかなり抑えめの設定になってしまいまいたが、お祝いと日頃の感謝の気持ちも込めさせていただきました。私的には・Chateau Rieussec‘61。大取の貴腐ワインは、熟成による香りも個性溢れる香りで、鉄っぽく、金属的な香りがアタックにございましたが、甘みがまだまだ力強く、酸も活き活きと衰えてはおりませんでした。飴色の液体はユニークで、貴重な体験になりました。
それからローランペリエ‘61も熟成したブルゴーニュになっており、心に残る白ワイン二本でした。
赤ワインでは、ガヤのバルバレスコ‘70は予想通りのスミレ香に支配され、またラターシュ‘60は、よくぞここまでと言った儚さと若干のヒネが時代を物語っておりました。
この日はその後も、
・Les Forts de Latour‘94
・Chateau Leoville Las Cases‘79
など、月末の勢いらしく特上のワイン達がお出かけしていきました・・・。

 Sommelier R.Imamura