２１日は、今日がワインの日でなくて良かったと思わせられる一日でした。
本日もワインバーは押し黙った様な前半戦ではありましたが、後半に思い出したかの様にグランヴァンが・・・。
・Ｐｕｌｉｇｎｙ Ｍｏｎｒａｔｃｈｅ．Ｃｒａｖｏｉｌｌｏｎ‘９９
Ｌｅｆｌａｉｖｅ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｔｒｏｔａｎｏｙ‘９６
そして
・Ｒｉｃｈｅｂｏｕｒｇ‘７３ Ｄ．Ｒ．Ｃ
・Ｃｈａｔｅａｕ Ｍｏｎｔｒｏｓｅ‘６６
勢いが加速するかのような夜は、ご接待を受けながらも、ご自身でお支払いになられたドクターにとまどいを感じましたが、久しぶりのご利用に感謝致します。
ロマネコンティ社のこのリシュブールの香りの素晴らしい拡がりに、心は完全に奪われておりました。難しいヴィンテージでも彼等のワインは、今回も期待に応えてくれておりました。テイスティング時の香りを嗅ぐ段階で、既にこのワインの健全さは疑う余地も無く、当然のような味わいもさることながら、グラスの中のパフュームは、衰えることも知りませんでした。
この後にお勧めしたボルドーは、‘６０年代後半のグレートヴィンテージの一つ‘６６。私自身、リストの中でこれは興味深いと兼ねてから思っていたモンローズ、予想以上の若さに、グラスをもうワンランク大振りの物に取り替えるハプニングもございましたが、約４０年の時間を感じさえない偉大なワインが、また今宵消えてゆきました。
さて明日はワイン会です。トスカーナの特別なワインを堪能するつもりです。
Sommelier R.Imamura
